Barbican Estate - S/T
¥1,320 税込
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2019年東京で結成されたダーク・サイケデリックバンドBarbican Estateによる1st EP。
自らの音楽をドイツ表現主義のような都市的、ミニマリズム的ダークさと、古代音楽における倍音サイケデリクスの融合と語るように、その音楽性はアレン・ギンズバーグらビート文学や、ウィリアム・ブレイクといったロマン主義作家、ギリシャ・ローマ神話、果ては東洋思想に至るまであらゆる芸術的文脈から影響を受けている。
東京を拠点とするインディペンデントレーベル/イベントRhyming Slangよりリリース。ダウンロードコード付き。
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ダークサイケデリックという世界観の通り、抑制されたリズム隊のトーンとファズギターのうなりの対比が美しい「Angel」がライブでの拡張性を匂わせながらフェードアウトしていくと、金属的なトレブルを強調されたベースとギター、英詞のヴォーカルと淡々としたドラムが「Gravity of the Sun」で冷たく迫る。モジュレーションで変調されたギターによる湯が沸き立つようなアシッドネスパートを経て、ファズが叫びそうで叫ばないもどかしさを残しながら曲は終わる。
タイトル通り穏やかなアルペジオから導かれる「Dim Light」も、ギターの激情が迸る一曲。
淡々としつつ霊性を滲ませる女性ヴォーカルにも注目。
「Successive Sliding of Pleasure」ではシタールやパーカッションも取り入れ比較的明るい幾何学模様タイプの世界観を滲ませるが、瞑想的なギターソロに独特な緻密さを施すことも忘れていない。国産現行サイケとしても素晴らしい一曲。
(ゴイチカリスニングノート)
A-1. Angel
A-2. Gravity of the Sun
B-1. Dim Light
B-2. Successive Sliding of Pleasure
https://barbicanestate.bandcamp.com/releases
https://rhyming-slang.tumblr.com
Rhyming Slang(Japan)
2020年3月リリース
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レビュー
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