-
CC Sorensen - Phantom Rooms
¥1,870
家というものは、一時的なものでありながら、とても大きなエネルギーを秘めているものです。新しい空間に移行するとき、私たちはそのエネルギーをどのように持ち運び、あるいは残していくのでしょうか。私たちがしばらくの間滞在するそれぞれの空間は、私たちをどのように形成し、どのように離れるのでしょうか。このアルバムは、移動、変化、変容、家族、並置...そして何よりも家についての記録です。 ジャズやアンビエント好きな方に勧めたい。オレゴン・ポートランドで活動するCC Sorencenによる作品。スロヴァキアのmappaより。DLコード付き。 1.Quantic Vision 2.Beat Bot 3.Ellis 4.White as Green 5.Snake in Reverse 6.Plastic Portals 7.Your Hammer Won't Fall Apart 8.Bexar https://mappa.bandcamp.com/album/phantom-rooms https://ccsorensen.bandcamp.com mappa(Slovakia) 2022年9月リリース
-
Alexandra Spence - a veil, the sea
¥1,870
海は全能かつ繊細で、私たちが物理的に共存することも、植民地化することもできない生命が不自由なくあふれています。私たちの中の単細胞生物にとっては受け入れやすい存在です。 自分の物理的なサイズや地上の制限を捨てることに始まり、この広大で詩的な生態系の流れに身を任せれば、その中で瞬く光を楽しむことができるでしょう。オーストラリアのシドニーを拠点に活動する音響作家Alexandra Spenceによる2曲入り作品。スロバキアのmappaより。DLコード付き。 1.a veil 2.the sea https://mappa.bandcamp.com/album/a-veil-the-sea https://alexandraspence.bandcamp.com mappa(Slovakia) 2022年8月リリース
-
Manja Ristić - Him, fast sleeping, soon he found In labyrinth of many a round, self-rolled
¥1,760
最近物音系というジャンルが増えてきました。質感への純粋な驚き、不思議とずっと流してしまう心地よさ。家具としての音楽をブライアン・イーノが提唱してから50年近くが経ち、音楽の自由さはクラシカルな構築性を離れ、「聴きすぎなくてもいい」ところにまで来ているのかもしれません。セルビアのベオグラード拠点のヴァイオリニスト、サウンドアーティスト、キュレーター、そして求道者であるManja Ristićの作品はmappaからの最新作。レーベルステッカー付き。 1.Muhe 2.Kitovi 3.Maks Vanka 4.Jarbol 5.Dlana, noć https://mappa.bandcamp.com/album/him-fast-sleeping-soon-he-found-in-labyrinth-of-many-a-round-self-rolled https://manjaristic.bandcamp.com mappa(Slovakia) 2022年7月リリース
-
Sarah Hennies / Lenka Novosedlíková - Sisters(12" vinyl)
¥2,310
SOLD OUT
スロバキア南部に存在する13世紀の教会、church in Kyjatice(キヤティツェの教会)に捧げられた一枚。新鋭の現代音楽作曲家、ヴィブラフォン奏者のサラ・ヘニーズとレンカ・ノヴォセドリコヴァーがMappaレーベルのために作曲した「side A」と「side B」。究極のミニマリズムと、歴史への深い眼差し。13世紀の様式そのままを残す教会壁画を用いたアートワークを使用しています。 1.side A 2.side B https://mappa.bandcamp.com/album/sarah-hennies-sisters mappa(Slovakia) 2018年8月リリース
-
Grykë Pyje - The Fantastic World of Grykë Pyje
¥2,310
SOLD OUT
デジタルなサウンドアートとしての側面も、アコースティックな実験の側面も楽しめる強度高い音の博物館。Baldruin, Ritual 77, Diamantener Oberhof等膨大な数のプロジェクトに関わるドイツのヴィジュアルアーティストのヨハネス・シェブラーとA Way, Aan, Abyssal Farmers, Anti/Uton, Apna, Bringers Of The Dawn,などこちらも数えきれないほどのプロジェクトで活動するフィンランドのヤニ・ヒルボネンのデュオによる一作。グリッチのジャングル、神々しさ漂うストリングス、闇深き沼、絶えず降り注ぐ音に予定調和は全くなく、テクスチャーとパルスを磨き上げた一作に仕上がっています。 スロバキアのニューエイジ聖地mappaから、太古のウミユリを彷彿とさせるアートワークも印象的なダブルカセット仕様の28曲。レーベルステッカー付き。 1.Landing On Sacred Ground 2.Home Brewed Bewitchment 3.Collision And Coalescence 4.Shrunken Friends From Tiny Dens 5.A Glitch In The Jungle 6.Ancestors Waving 7.Spirits Arise From The Swamp 8.Ways Through The Thicket 9.My Introverted Seas Horse Friend 10.The Cloud Of Secret Pleasures 11.In Search Of Rapture 12.Reaching For The Invisible 13.Through the Timehole 14.Distant Reflections 15.Tribal Call 16.The Turning Point 17.Mutated Perception 18.Untrodden Resonance 19.Elemental Waveshore 20.Glittering Embalming 21.Squirlich Stroll 22.Return of the Mystic Channeler 23.Chosen Ones 24.The Field of Draflinis 25.Forgotten Valley 26.Cavern of Morphing Stones 27.Hovering Over the Magnetic Ground 28.New Dawn – Return https://mappa.bandcamp.com/album/the-fantastic-world-of-gryk-pyje mappa(Slovakia) 2022年3月リリース
-
Atte Elias Kantonen - POP 6 SUSURRUS
¥1,760
SOLD OUT
Orange MilkやForestlimit界隈好きにも!スロバキアのニューエイジ聖地mappaからリリースされたフィンランドのサウンドアーティストAtte Elias Kantonenの一作。音のエッジや質感が絶えず変化し、空気のようなアンビエントからアブストラクトなテクノに至るまであらゆる表情が生まれる新しい世界。レーベルステッカー付き。 1.Main Character 2.Sheet Musick 3.Pan Dub 4.Frog Against A Frog 5.September 6.They Felt Soothed 7.Seerose 8.Had A Thought Once 9.You're A Fairy https://mappa.bandcamp.com/album/pop-6-susurrus https://atteeliaskantonen.bandcamp.com mappa(Slovakia) 2022年3月リリース
-
Grykë Pyje - Squirlich Stroll(12" vinyl)
¥2,750
Leaving RecordsのスピリチュアリティとOrange Milk Recordsのエクスペリメンタル精神が出会ったかのような境地。グリュケ・ピエなるデュオによって製作された本作は、まるで「ここではないどこか」へと意識を連れ去る剥き出しの宇宙がそのまま形になってしまったかのような深淵さをたたえています。ニューエイジ、ダークアンビエント、Forestlimit系、Oval以降のエレクトロニカファンにも大推薦の傑作。 1.Through the Timehole 2.Distant Reflections 3.Tribal Call 4.The Turning Point 5.Mutated Perception 6.Untrodden Pesonance 7.Elemental Waveshore 8.Glittering Embalming 9.Squirlich Stroll 10.Return of the Mystic Channeler 11.Chosen Ones 12.The Field of Draflinis 13.Forgotten Valley 14.Cavern of Morphing Stones 15.Hovering Over the Magnetic Ground 16.New Dawn - Return https://mappa.bandcamp.com/album/squirlich-stroll mappa(Slovakia) 2022年3月リリース
-
Cheryl E. Leonard - Schism
¥1,650
SOLD OUT
長年に渡り自然界の音、構造、物体の調査に注力してきたアメリカの音楽家Cheryl E. Leonardによる本作Aサイドでは、自身のノートパソコン内における微細な明滅音と鳥やコオロギなどの鳴き声を、Bサイドではマイクを仕込んだボトル内での閉塞された祭囃子(のような世界)に微細な物理音を集積しています。封筒に小石とメッセージカード。150本ナンバリング入り。 「私たちを媒介するテクノロジーが、私たちが属している生態系に私たちを結びつける力と、私たちを遠ざける力の両方を持っているとしたら、それは何を意味するのでしょうか」 確かにこれはパンデミック以前の問題ですが、デジタルで生活することの可能性と欠点の両方を語る一連の新しい知識をもって、今私たちが取り組むべき問題なのです。 A.Schism B.Eremozoic https://mappa.bandcamp.com/album/schism http://www.allwaysnorth.com mappa(Slovakia) 2021年5月リリース
-
Lucia Nimcová & Sholto Dobie - DILO(Vinyl)
¥3,300
私は全く知らなかったのですが、ウクライナのフロニキー(khroniky)という民謡はとても奇妙な存在です。穏やかなメロディーと暗い暴力の物語が混ざり合っており、苦難、殺人、拷問、収容所での死、大酒飲み、男を出し抜くこと、恋愛などが描かれています。結婚を揶揄する歌も多く、「ポトカ(女性器)の歌」と呼ばれるものもあるそうな。あまりにも下品だと思われたり、政治的に問題のある歌詞が含まれていたりします。歴史的に卑下されてきた少数民族ルシンのルシン文化の一部であり、そこで生まれ育ったフィルマーLucia Nimcováは幼い頃の記憶を頼りに、実感音楽家のSholto Dobieとともに2年以上かけてカルパチア山脈の高地にある村々を訪れ、歌を再発見しこの作品の製作に至りました。 「ルシン族のコミュニティはとても閉鎖的です」「誰かの歌を聴くために、何日も待たなければならないこともありました。とても個人的なことを話してもらう前に、彼らの信頼を得なければなりませんでした。結婚式では朝5時まで起きていて、そのまま朝の洗礼に参加したり、村人たちと一緒に干し草を集めて、作業中に歌ってもらえるようにしたりしました」。 アルバムタイトルである「DILO」は、1939年に赤軍がリヴィウに進駐した際に閉鎖されたウクライナの独立日刊紙にちなんで名付けられ、収録されている4つの長いトラックは、フィールド・レコーディングと歌を融合させたもので、洗練されていない、特権的な私的世界を垣間見ることができます。夏の暑さの中、犬の鳴き声や虫の鳴き声が聞こえてきたかと思うと、ハーディ・ガーディやバイオリンの音色が流れてきたり、悲しげな歌が田舎の背景音の中にそっと響いてくる。 「民族史について考えるとき、感性を持ってそれを記録するためには、多くの時間と愛情と敬意を持たなければなりません」「どの曲も、録音された空間の雰囲気や親密さを持っているので、それらを維持し、一緒に移動することが重要でした。」「キッチンや火のそばなどの家庭内の空間と、市場や牛小屋などの外界との間の旅を導き、時には中断させるものです。金属製の橋やフェンスをコンタクトマイクで録音したり、羊毛加工機を午後に録音したりしました。」 レコーディング中、ルシアはラフなメモや日記を書いていましたが、それらはブックレットの中で歌詞と一緒に紹介されています。大まかな翻訳ですが、これらのフォークソングの言語に潜む深みと驚くべき美しさを明らかにしています。 1.A cook cooked a lovely porridge 2.Materina dúška 3.Sing for myself 4.Cuckoo is cooing, lifeless in a world of misery https://mappa.bandcamp.com/album/dilo mappa(Slovakia) 2021年6月リリース
-
Tasting Menu - Stand closer when you have something to say
¥1,540
Tim Feeney率いるexperimentalトリオTasting Menuによる即興物理音楽。個人的に物音というものに最近凝っているのですが、そんな方にうってつけの作品。松ぼっくりやコンクリートの床が好きな人も。 アルバムタイトルのフレーズを一種のテキストスコアとして捉えています。これは、ブルーグラスのワンマイク録音でよく使われる手法にヒントを得たもので、アンサンブルの楽器奏者やボーカリストが曲のリードラインを取り始めるときに、部屋のマイクに体を近づけるというものです。しかしこの場合、演奏者はリードとリズムのアンサンブルの関係を意識するのではなく、部屋の中に存在する他のすべての音を受け入れ、それを単一の全体として聞くという、ゲシュタルトの質感の確立と管理を意識しています。このような設定では、各演奏者は自分の聴取を投影し、ステレオ録音装置で表現された未来のリスナーの想像上の耳に向かって演奏します。各演奏者がその場で効果的にプロデューサーを務めることで、この録音は、グループの即興演奏の典型的な記録というよりも、コラージュ作品に近いものとなっています。 A.While shaking the box B.I heard glass breaking https://mappa.bandcamp.com/album/stand-closer-when-you-have-something-to-say http://www.timfeeney.com/tasting-menu mappa(Slovakia) 2021年4月リリース
-
Lina gate - Apex
¥1,430
SOLD OUT
チェコはプラハのハーディ・ガーディ奏者Lina Gateによる人力ドローン。人の声のサンプリングとともに共振し続ける30分×2はさながら曼荼羅で、日本の人の深いところにもきますきっと。瞑想の友、スロヴァキアのmappaより。 1.I 2.II https://mappa.bandcamp.com/album/apex https://linegate.bandcamp.com mappa(Slovakia) 2020年12月リリース
-
Andrew Oda - Sotto
¥1,430
アメリカのサウンドアーティストAndrew Odaによる実験作品。ジャケットや映像のとおり、有機的というか生物的な音塊を無から創出したサウンドスケープ。変化する様は粘菌/変形菌のよう。甘美な実態世界を構築した三曲。カセットテープ(実態として)でぜひ。 A.Sotto / Spirit B.Enfold ------- オットー・マルセウス・ヴァン・シュリーク、リュボミール・ポポヴィッチ、ニコル・デュエネビアの絵画にインスパイアされたという本作で、アンドリュー・オダは特定のパルスやビートに支配されない極めて絵画的な音楽を屹立させている。A面の「Sotto/Spirit」で、ジャケットのアートワークの通り生命と自然の営みを逆説的にコンピュータによる合成音のみで描こうとする試みは、その観測不可能なまでのテクスチャーの複雑な溶け合いによってある程度達成されているように思える。観測者の存在などお構いなしに生まれ続ける電子の生命体を私達はただ眺め続けることしかできない。共感を無駄なものとする無慈悲なまでの偶発性。パソコンから広がる緑色のカオス。 B面の「Enfold」では透明な結晶が光を浴びながら空に溶けていくかのような、光り輝く川の中にいるような、そんな掛け値なしのスピリチュアル叙事詩が奏でられる。電子音にピアノ、フルート、フィールドレコーディングが加えられ、物質として還元されたリスナーの魂の表面をなでるだけの強度で流れ続ける。 (ゴイチカリスニングノート) https://mappa.bandcamp.com/album/sotto mappa(Slovakia) 2020年11月リリース