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Wau Wau Collectif - Yaral Sa Doom(Vinyl)
¥2,750
SOLD OUT
ひょんなことから知り合ったセネガル人のももちゃんという方がいまして、話を聞いているうちにセネガルの文化に興味を持って、辿り着いたものの一つ。ももちゃん曰く、純粋なセネガル民族音楽ではないらしいけど、現代らしい手法も組み込まれており、色んな人が聴いて楽しめる作品ではないかと思います。ウォロフ語の挨拶ぐらいは覚えているぞ!西アフリカの音楽を発信しつづけるsahel soundsより。ブックレットとDLコード付き。 スウェーデンの音楽考古学者でレフトフィールド系のミュージシャンでもある Karl Jonas Winqvist がセネガルの小さな漁村を訪れたのが事の発端。地元のミュージシャンや詩人、ビートメーカーらと交流、アイデアを出し合い即興演奏を録音。それをセネガルに住むコラボレーター兼スタジオ・エンジニアを介しポスト・プロダクションを加え完成させたのが本作である。制作にあたって参考にしたのは西アフリカの伝統からスーフィーの賛美歌、スピリチュアル・ジャズ、ダブのリズムと様々。ヒプノティックなパーカッションがループし、コール&レスポンスやチャント、電子ビートが重層的なレイヤーをなす摩訶不思議なアンビエント・サウンド。異世界の子守歌を聴いているかのような妙な安心感と居心地の悪さが同居する唯一無二の一枚である。(インフォより) 1.Yaral Sa Doom 2.Thiante 3.Mouhamodou Lo and His Children 4.Salamaleikoum 5.Gouné Yi 6.Yaral Sa Doom II 7.Riddim Rek Sa Niouy Mom 8.Mame Cheikh Sidy Anta Mba 9.Si Tu Savais Juste 10.Legui Legui https://wauwaucollectif.bandcamp.com/album/yaral-sa-doom Sahel Sounds(Oregon/US) 2021年2月リリース
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Les Filles de Illighadad - At Pioneer Works(Vinyl)
¥2,640
NYでのライブを収めた本作、ゆえにスタジオ録音よりも圧倒的です。ニジェールの女性バンド、Les Filles de Illighadadの3rdアルバムがあの集合知sahel soundsより。広大なサハラに生きるトゥアレグ族の中でもさらに小さなイリギャダというコミュニティで今現在も遊牧生活を営む彼女らの作る音楽は有無を言わせぬ共感性を放っています。個人的にCDを持っているんですが販売はVinylのみです。一緒に夜空の星を見上げましょう。 ソロギタリストのFatou SeidiGhaliと、有名なヴォーカリストのAlamnou Akrouniによって、2016年に結成され、翌年に同国北部の大都市アガデスのギターシーンで力のあるAmaria Hamadalher と、リズムギタリストのAbdoulaye Madassaneが加わり現在の編成になったLes Filles de Illighadad (Illighadadの娘たち)。古代からIllighadadに伝わる合唱の伝統と、砂漠のギターという2つの地域の異なるスタイルを融合。その結果、トゥアレグの民謡に画期的な方向性をもたらし、NYをはじめ世界中でライブをするようになるなど、村をこえて世界中に届く音楽となった。 とはいえ、レパートリーから演奏や歌唱方法、詩の内容に至るまで彼女たちの音楽の中心は常に Illighadad にある。サヘル地帯では遊牧民やAMラジオ、通話アプリのWhatsAppを通じて様々な音楽が場所を超えて伝播しているものの、各村ならではの音楽の独自性はいまだ保たれ、彼女たちの音楽もまたIllighadadならではのものと言えるだろう。 彼女たちの音楽の中心にあるのは「テンデ」と呼ばれるパーカッションと合唱である。唄、呪文、拍手が混然一体となったコーラスは、お祝いのためであったり時に病人を治療したり、またあるときは愛の歌であり、それはパフォーマーと観客の境目を次第に融解する。この音楽を聴くことは彼女たちの歌に参加することに等しいのである。本作『At Pioneer Works』が、とてもナチュラルでありながら時代や場所を超越したもののように感じるのは、まさにそういった集団主義が関連していると言えるだろう。ニューヨーカーの音楽評論家であるアマンダ・ペトルシッチは次のように書いています。「ブルックリンの観客は恍惚とし、敬虔な心持ちへと導かれました。Les Fillesの音楽は魅惑的で、ほとんど祈りのようであり、聴衆をわくわくさせます。響くリズムがいずれも、人々をそのようにしていました」(インフォより) 1.Surbajo 2.Eghass Malan 3.Telilit 4.Chakalan 5.Inssegh Inssegh 6.Irriganan https://lesfillesdeillighadad.bandcamp.com/album/at-pioneer-works Sahel Sounds(Oregon/US) 2021年7月リリース
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Lingo Seini et son groupe - Musique Hauka(Vinyl)
¥2,750
西アフリカはニジェールの憑依儀礼ハウカを記録したレコード。身体に宿る精霊たちへの賛美歌や神聖な呪文。コール&レスポンス・チャント、モノコード・リュートの音色、執拗に叩かれるパーカッションが組み合わさり、目まぐるしいノンストップ・セッションが繰り広げられる。 ハウカの活動は約1世紀前に始まり、ニジェール社会の片隅で存続してきました。1955年に公開されたジャン・ルーシュ監督の映画『Les maîtres fous』にも登場し、植民地時代や軍人の姿を反映した精霊のパンテオンです。この宗教の中心となるのは、「ホーリー・ホリ」と呼ばれる憑依の儀式であり、軍国主義的なパーカッシブな音楽に乗って、精霊が力強く暴力的に身体に現れる儀式です。 リンゴ・セイニは、60年近くにわたって父から儀式音楽を学んでおり、息子のユスフがデゼを、イサカ・モウラが自作のクンティギを演奏しています。このグループは、ハウカ族の神官の儀式に定期的に同行しています。都市ニアメの郊外でマイク1本で録音したのが本作。強烈です。 1.Gomno Ankreyze 2.Captain Salma 3.Sadji Blau 4.Gomno 5.Medina 6.Sergent Kadri 7.Arne 8.Fadimata 9.Kaffrand Gardi 10.Adiza 11.Captain Marseille https://lingoseini.bandcamp.com/album/musique-hauka Sahel Sounds(Oregon/US) 2020年8月リリース