Petr Válek - Atrkthan 1​-​2 | ゴヰチカ商店

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Petr Válek - Atrkthan 1​-​2

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現代のシャーマンにして人類には早すぎる動画を毎日投稿するthe VAPEという危険なYoutuber (https://www.youtube.com/channel/UCSHUTLKvHJq6PYf1OnEQWCQ ), Petr Válekの一作。
古く伸びきった洋モノVHSのような声でシンセが喘ぐ。この人が開発したという自作楽器は、回転する何かにジャンクなメタルパーカッションが多数ぶら下げられているというなかなか強烈なものが多いのだが(動画で観れる)、それを活用したと思しき金属音が不穏さを激しく醸し、シンセが石の裏の虫のように陰気な音を出す。そこに重なる割れた音の非英語圏の叫び声が強烈だ。それは我々が結局自国語と英語しか普段あまり接しないことからくる「外部」への恐れであり、ジャンルにくくれない精神的なパンクミュージックへの戸惑いだ。アンプに直のマイクがフィードバックを激しく起こしているせいで基本的に無音の瞬間はなく、それを過ぎると誰かのピロートークに放り込まれる。男女の痙攣。めちゃくちゃな世界だが、ユーモアを通した一貫性があるのはThe Gerogerigegege的でもある。
エクスペリメンタル性に特化しているのかと思いきや、ストリングシンセが優しく響く彼の歌も収録されている。苦しげな声だが、無垢さも感じさせる本作の良心だ。そして間髪入れず自らの感傷に罰を与えるかのような金属ノイズが激しく鳴り響き、今度は椅子が激しくきしむ。フリーな弦楽インプロヴィゼーションにHenry Cowが顔をのぞかせ、そのあとはノコギリで何かを切ったりハンマーで叩いたりよく通る声でトラッドな雰囲気の歌を歌いながら(うまい)、大工仕事をしている様子が収録されている。Farfisaオルガンの音、熱を増していく独唱。かなりおかしなカセットだが不思議なことに狂気という感じはあまりせず、全力で生きている人間が持つ爽やかさのようなものさえある。
アートワークにもアルチンボルドやNurse with Woundの精神が生きている。陰鬱なダークアンビエント、宅録ハードコア、攻撃的なサウンドコラージュ、やかましいフリージャズもどき、手法がバラバラすぎてくくれない精神的パンクミュージックというものがおそらくまだ未定義かつ売れづらいものとして存在しており、市場に無視されつつもその数は今や巨大なものになっている。この音楽はその一端かつ最前線にあると思う。

1.Atrkthan 1
2.Atrkthan 2

https://korobushka.bandcamp.com/album/atrkthan-1-2

Korobushka Records(Czechia)
2021年3月リリース

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